国境線の切断遺体が物語る『THE KILLING/ザ・キリング』
- 2016/12/10
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デンマーク史上最高視聴率を記録し、ヨーロッパ諸国でも大ヒットした大ヒットドラマ『THE KILLING/ザ・キリング』は、スウェーデンとデンマークの合作ミステリードラマです。ひとつの殺人事件を解決するまでの捜査の20日間を20話で描いた作品。イギリスとアメリカでリメイク版が製作され、アメリカ版では舞台がアメリカとメキシコとなっています。
本作は、1つのショッキングな殺人事件が全シーズンを通して入念に調査されていくミステリーです。その調査の中で、事件の背後には、序盤からは想像がつかないような展開がまっています。
目次
国境線の切断遺体が物語る『THE KILLING/ザ・キリング』:見どころ
冒頭、48秒間、国境のあるオーレスン橋周辺の街が停電になります。その間、ある自動車はデンマークを越えてスウェーデンへと向かいました。そして、電気の復旧後、デンマークとスウェーデンの国境地帯に胴体が真っ二つの切断遺体が発見されました。スウェーデン側のサーガ・ノレーン捜査官いわく、遺体の人物シャスティン・エークヴァルの国籍はスウェーデンであるため、サーガらが主導で捜査を進めていきます。しかし、国境を通行止めにしている間、スウェーデン側からコペンハーゲンへと心臓移植のために病院へ向かう救急車が走っていました。結局は救急車を通すことにします。
被害者は政治家で、スウェーデンからコペンハーゲンの議会へと向かう途中でした。
国境線の切断遺体が物語る『THE KILLING/ザ・キリング』:遺体の検査
数時間後、解剖の結果、上半身のみシャスティンであり、下半身は別人で1年以上凍らせた遺体の一部とみなされました。下半身はデンマーク側にあったため、マーティン・ローデが捜査することになります。彼は1年以上行方不明になった女性の身元を調べた結果、コペンハーゲン在住のモニック・ブラマーと判明しました。そこで、事件直後と異なり、ローデとともに捜査することになります。
その頃、コペンハーゲンへ運ばれた人物は手術不可能との判断が下されました。
他に、ストーリーの枝葉らしき部分、ソーレン、ヴェロニカ、ステファンの三角関係の男女がトラブルを起こします。
スウェーデンの警察は、捜査を進める中で、停電時に国境を越えた自動車の運転手は、スウェーデンの記者ダニエル・フェルベと判明しました。
国境線の切断遺体が物語る『THE KILLING/ザ・キリング』:時限爆弾の調査
ある日、ダニエルは自家用車に乗った際、携帯電話型の時限爆弾らしきものが仕掛けられているのに気づきました。その後、爆破物処理班が爆弾らしきものを調べた結果、実際は爆弾ではないことが分かりました。そして、時間がゼロになったと同時に、CDプレーヤーからCD-ROMが取り出されました。その内容は、事件調査に対して挑発的なものでした。そこでエピソード1は幕を閉じます。
出演俳優・女優は、キム・ボツニア、カミラ・ベンディクス、ダグ・マルンベルグ、クレスチャン・ヒルボリィなどで、セル、レンタルソフトともに、シーズン2まで視聴可能です。
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