『ブロードチャーチ~殺意の町~』のあらすじ・ストーリー・配信情報
- 2016/10/11
- ニュース, ミステリー
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目次
「ブロードチャーチ~殺意の町~」とは
本作は、イギリスITVにて2013年にシーズン1が放送され、本国で視聴占有率34.2%を記録したモンスタードラマ。アメリカでもリメイク版の『Gracepoint(原題)』が放送されました。
主演をつとめるのは、映画『マーガレット・サッチャー』などに出演のオリビア・コールマン、イギリスの長寿ドラマ『ドクター・フー』で10代目ドクターを演じたデヴィッド・テナントです。
「ブロードチャーチ~殺意の町~」のあらすじ
舞台は海沿いの町ブロードチャーチ。
ある夜、事件の犠牲者となるダニー・ラティマー(オスカー・マクナマラ)が崖っぷちにいるシーンから始まる。そこにオーバーラップする形で、彼の母親ベス(ジョディー・ウィッタカー)は起床する。事件が起こる悪夢を見たような描写だ。
翌日事件が発覚。ダニーの遺体は、ビーチで仰向けの状態で発見された。ブロードチャーチの刑事エリー・ミラー(オリビア・コールマン)とアレック・ハーディ(デヴィッド・テナント)がコンビを組み、捜査に当たる。
捜査の中で、ダニーの家族にも聴取する。その過程で、まずダニーの姉クロエからはコカインの所持が発覚。ミラーがクロエを問いただした結果、彼女はホテルのバーテンダーベッカ・フィッシャーと町のドラッグディーラーの仲介を行っていたことが判明した。
また、ダニーの父親マット(アンドリュー・バカン)は、彼の死亡推定時刻には外出していたことがわかる。アリバイがないことで、事情聴取を受けた結果、マークはベッカと密会していたと証言。この事情聴取を不審に思ったベスにも、密会の事実を告げ、夫婦関係に亀裂が走る。
ブロードチャーチは、表向きこそ、住民全員が知り合いであるかのような平和な町で、殺人事件とは無縁に見える。だが、人々の秘密が明らかになるに連れ、彼らはときに憎悪をむき出しにする。また、教会や自己啓発セミナーのように、信仰による救済を薦める者への不信感も著しくなる。それらの結果、町の均衡も崩れていく。
「ブロードチャーチ~殺意の町~」の見どころ・配信情報
本作はその犯人捜査のミステリー。誰が犯人なのか?1つ1つの伏線らしきものを記憶し、それらを線で繋ぎ、予想していく面白さももちろんありますが、やはり、事件を発端に捜査の過程で市井の人々の秘密があらわになる点こそ見どころでしょう。当人にとって秘密にしておきたいようなことは、否応なしにそうなったものばかり。その業の深さが上手くからみ合い、ミステリーにも仕立て上げられた本作は、まぎれもない傑作と言えます。
登場人物のほぼ全員に焦点が当てられ、どんな人物なのか?多面的に描かれているのが特徴。明るみになる部分は、事件解決に繋がるものもあれば、メインストーリーから逸脱するものも。しかし、人間模様の変化そのものもサスペンスフル。そこにさえ注目すれば、伏線らしきものを線で繋げなくとも、充分楽しめるはずです。
『ブロードチャーチ~殺意の町~』はDVDでシーズン1~2まで発売、またはレンタル中。
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